こんばんわ。
デスクトップアーミー開発担当の「P・D」です。
昨年の12月10日からスタートした
「素体3Dデータ」のダウンロード件数が
1000件を突破致しました。 (ダウンロードは コチラ )
楽しんで頂けていれば幸いです。
本日は1000件突破記念、、、ということで
ダウンロードデータ回りのお話をしようと思います。
配信しているのは
STL形式のデータです。
ごく一般的な造形用データのフォーマットになっております。
互換性の心配なく活用できるのではと思います。
取りあえず ダウンロードして見たものの
どうしていいか分からない、、、という方は
「Blender」 というフリーソフトがございます。
開いて グルグル 眺めて頂くのもいいかと思います。
ただし、
Blenderは あくまで閲覧用のソフトなので
ここからデータを弄ったり
造形に進めようと思った場合は専用のソフトが必要となります。
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取りあえず
造形して見ましょう!
ということで
イベントでもご紹介しましたが
「Zortrax」という造形機で出力してみました。。。
こちら
諸々のコストパフォーマンス面で現状一番お勧めの機種かと思います。
積層跡は
こんな感じです。
原型として使うには
磨きの作業が必要となります。。。
昔に比べれば大分楽はなったのですが
今なお 大変な作業です。。。
もう一つ 課題は
パーツの合わせの部分です。
リブ側を加工しないと組めない個所が多々発生します。。。
(光造形形式での造形を想定した寸法公差でご提供しております。ご了承ください。)
ここも根気で乗り切ってみましょう。。。
コツがあるとすれば
ボールジョイントの部分で
尺度変更をかけて
大きさを少しづつ変えたジョイントを複数出力すると
「どれかが合う!」
という小技が使える場合があります。。。
φ4.5mm という少し特種な径のボールジョイントとなっております。
高精度のプラパーツが欲しいところだと思いますが
こちら 「製品版」 をお待ち頂ければと思います。
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「Zortrax」のお勧めポイントとして
材料の色が多彩な点があります。
このような「サフグレー」もあるので
試してみるのは如何でしょうか。
輪郭がはっきり見えて 形状が分かり易いですよ。
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個人用造形機をお持ちでない方は
出力代行業者にお願いして
「光造形形式」の造形を試してみるのも有りかと思います。
過去記事ですが
「東京リスマチック」 様にお願いした場合の記事がございます。
参照お願いします。
なかなかいいお値段がしますが
精度はご覧の通りなので
用途によっては ご検討の余地は十分あるかと思います。
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また、
メールで質問が来ております
「ガイドライン・ライセンス」 関連の説明を致します。
あらためまして
概要を分かり易くまとめると
質問①:
WF等のガレージキットイベントで販売してもいいのでしょうか?
回答:
問題ありません。
年間1000万円以下の規模のサークルであれば特に申請の必要はありません。
(1000万円以上の規模のサークルもしくは企業の方は申請お願いします。)
質問②
改変を加えたデータを2次配布してもいいのでしょうか?
回答:
問題ありません。
オリジナルの武装、可動化改造も含め 公序良俗に反していなければ大丈夫です。
(他社版権キャラクターに関わる物は ご遠慮頂くよう 固くお願い申し上げます。)
もう少し 細かく説明すると。。。
質問③
ワンダーフェスティバルやトレジャーフェスタのように当日版権システムを採用している場合、
商品の販売・無償配布・展示にあたって当日版権許諾申請は必要でしょうか。
回答:
申請の必要はありません。
ただし、他社版権キャラクターと絡んだ物はその版権元様への申請をお願い致します。
(データの2次配布に関しては、他社版権キャラクターに関わる物は ご遠慮頂くよう 固くお願い申し上げます。)
また、その際は
販売しているテーブルで
ダウンロードデータに入っているロゴマークの提示をお願いします。
(こちらが「独自の版権システムを持つ作品」としての、「許諾証」代わりとなっております。)
AK-GARDENのように 当日版権システムを採用されてないイベントに関しても
上記の解釈でご参加頂いて問題ありません。
基本的に
「デスクトップアーミー」の世界観を膨らませる「造形物の拡散」を目的として
ガイドラインを組んでおります。
オリジナル要素大歓迎です。
皆さんに 楽しんで頂ければと思っております。
よろしくお願い致します。
※ 分かり難い場合は dt-a_support@megahobby.jp までご連絡ください。
メールアドレスが間違っている不具合を先日修正致しました。
不都合を感じていた皆様、大変申し訳ございませんでした。
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もう少し分かり易く 写真で説明すると。。。
台座のような
「関連周辺グッズ」 の作成、販売 もOKです。
オリジナルキャラクターへの改変も
問題ありません。
その場合、
「デスクトップアーミー」の世界観に収まってくれていると嬉しいです。
勿論
オリジナル武装パーツのみの販売も「OK」です。
こちら寸法的に
おそらく「製品版」とも互換性を持たせたままの展開が可能かと思います。
人型は難しい、、、という方も
まずは 「武装」 から、、、
という選択肢もございます。
既に
独自フォーマットをお持ちのディーラー様も
φ3.0mm の丸ピン
幅2.0mm の平リブ
への互換パーツをご検討頂ければ
組み合わせ可能かと思います。
なんか 凄い物が生まれる予感がします。。。
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如何でしたか?
「3Dデータってなんか難しそう、、、」
な部分が少しでも払拭出来ればと思っております。
3D造形に興味を持って頂いて
「デスクトップアーミー」ワールドに
ご参加頂ける人が増えてくれると嬉しいです。
データー配信に関しては
玩具業界としての はじめてのケースということで
手探りでの進行の部分が多々あります。
不明点等有りましたら dt-a_support@megahobby.jp までご連絡ください。
また、
参加予定のディーラーの皆様
「#デスクトップアーミー」でつぶやいて頂けると
自分も確認できますし、
宣伝告知に活用出来るかと思います。
是非とも ご検討お願い致します。
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来週は「トライ品」の話をしようと思います。
製品版の進行状況と
玩具制作現場の細かい気遣い、、、を紹介しようと思っております。
お楽しみに。
<開発ブログは 毎週木曜日更新です。>